プチウォーキングイベント企画 『天竜ライン下りとおいしいお寿司を食す!』 -去りゆく夏の風情を楽しむ―
道場を出発した私達は山吹駅から飯田線に乗り込み、目指すは天竜峡駅です。ワンマン運行の為乗車券を手に乗り込み、小さい頃の家庭環境などが現在の私達にかなりの影響を与えているという話を小沢先生より聞きながら電車に揺られて、心地よい揺れに思わず眠りに落ちそうになりながら天竜峡駅に到着しました。
電車より降り立った小沢先生は、「俺はライン下りに乗る」と宣言して出発時間がギリギリだったので、急いで乗車場に向かっていきました。残った私達は今回は低コストを希望したので、天竜峡駅から下條村までウォーキング開始です。
見事に晴天で想像以上に暑かったので、水分補給に注意しつつ出発。
早速沿道にコスモスが見え、山と空と良いコントラストで、思わず写真を撮りました。
山際の日陰を通る時は、風も心地よくいい気分で歩けました。下條村に入るころ国道に出ていたので必然的にそこに架かる橋を渡らないといけませんが、歩道を歩き始めて想像以上の高さがあるのに気が付き、思わず「うわっ!」と声を上げました。あまりの高さに歩きながら見下ろすと、グラグラとして気持ちが悪い気がしてきます。しかし立ち止まって見ると川の流れがきれいでここでも写真を撮ってしまいました。
道の駅に立ち寄り小休止。連休ということもあってか車やバイクが多く見られました。国道には道幅の狭いトンネルが二つあり、歩くのに不安もありましたが、一か所は歩道が、もう一か所には横に歩行者用トンネルがあり安心しながら、ひんやりとした空気に、こういう場所で写真はどうかな?などと冗談を言いながら進んでいくと間もなく目的地のお寿司屋さんが見えてきました。
ちょっと予約時間までは間があったので、お店の前のベンチに腰掛けてのんびりしていました。夕方の心地よい気温と川の音に癒されながら小沢先生の到着を待っていました。
そうこうしていると小沢先生が到着し、ライン下りの様子を教えてくれました。船上ではガイドさんが案内をしてくれたそうで、意外になだらかな流れでゆったりとおおよそ50分の船旅を満喫できるそうです。普段見られない位置からの眺めは新鮮で、天気も良く景色も良好だったとのこと。機会があれば私も乗船してみようかなと思いました。
そうこうしていると予約の時間が近づきいよいよ店内へ。
入り口入ってまず目に飛び込んでくるのは、仮面ライダーなど様々なキャラクターのフィギュア。レジ前にきれいに陳列されていて思わず見入ってしまいます。
さて、暖簾をくぐってカウンター席へ。とても清潔感ある店内です。
まず小鉢が一品、ウニ豆腐。なめらかでまた違ったウニの味わい方が楽しめました。お出汁もおいしい。
ここからは一品々実に味わい深いお寿司を堪能させて頂きました。ご主人の非常に丁寧な仕事ぶりが窺える一品ばかりで、食べると美味しさに思わず顔がほころびます。イクラやウニの握りはお客さんの掌にのせてくれます!ちょっとびっくり‼
玉子焼きもとてもジューシーで、普段玉子焼きが食べられなかったスタッフの一人も「ここの玉子焼きなら食べられる!」と絶賛していました。
最後にバニラアイスに抹茶をかけるデザートも食べられ、とても贅沢な食事の時間を堪能できました。
ご主人に色々お話をお聞きした中で印象深かったのは、閉店後のお店の掃除が3時間かかるとのこと。毎日欠かさずに行っているからこその清潔感なのかと納得したのと、それだけ仕事に誠実に向かわれているのだなと感銘を受けました。ぜひまた来店したいと思いました。
手軽にたくさん食べられるような食事も良いですが、時にはゆっくりと時間をかけて一つ一つを味わう食事に出かけてみてはいかがでしょうか?お寿司も作り手の技術によって全く違う特徴が現れます。そういう繊細な違いを感じ取る機会も時には必要です。味覚や視覚を敏感にするためにもこういった五感を刺激する運動や食事をする機会をつくることもとても大切なことではないでしょうか。