小沢先生と学園生徒が、飯田市遠山郷を舞台にした映画「いつくしみふかき」の聖地巡りに行きました。(コロナ対策はしっかりしております!)
風光明媚な南信州飯田市の中でも、更に車で1時間ほど山深く入っていくと、遠山郷はあります。到着するとまさに孤立した山里といった感じで、どこか映画の世界に迷い込んだ様な錯覚を覚えつつ、懐かしい郷愁感のある風景に、川のせせらぎと満開の桜が私たちを迎えてくれました。
遠山郷和田宿は、多くの神々が集まる場所とされ、国指定重要無形民族文化財「霜月祭り」があり、湯を煮えたぎらせ神々に捧げるという湯立神楽の古い形態をいまも伝承してます。
縄文時代以来、伊那谷や諏訪方面と東海道方面をつなぐ歴史的な交易地で、いまなお、その頃の宿場町の様相を呈しております。
また、遠山という名称は、初代・遠山遠江守景広という、武田信玄、勝頼父子に使えた遠山氏が治めたことからつけられたようです。
また、そんな重要な交易地であったこと、木曽山と並ぶ豊かな森林資源と木材年貢「榑木」、武田氏の復活の恐れから、徳川政権の強い支配下に置かれ、遠山郷一帯に他地方の侵入を禁止し「鎖国」状態をしていたほどだそうです。
そんな豊かな森林資源を江戸の建設に利用したのだそうですが、伐採が進み木材が枯渇したことから、飯田や秋葉山を結ぶ秋葉道が出来たそうです。
そうしてさらに街道を結ぶ交易地として発展し、和田宿が形成され各地から多くの人々が流入することで、その各地の神々もこの地に集まってきたのだそうです。その神々を鎮魂をするための「霜月祭り」はとても素晴らしいものなのだそうです。
さて、その和田宿にあるお宿に同着すると和田宿の看板と、飯田名物ジンギス「鈴木屋」さんが目の前に。映画の主人公がアルバイトする姿が蘇ります・・・
そのまま少し、旧街道を歩いてみると、映画のポスターがありますあります笑
歴史情緒を感じる風景の中に、今風のお店「太陽堂」さんがあり、ちょっと寄り道。 思い思いのドリンクとお店の方と軽く会話を交わししばし休息。
一路お店をあとにし、和田宿界隈を歩いていると、川沿いの桜並木に出会い、川のせせらぎ、柔らかな春の風、ほんのりとした桜の香りが鼻と心をくすぐってくれ、一同、あたたかな気持ちに包まれていくのでした・・・・
そして、老夫婦が営む宿屋と食事処に到着。
こちらで、小沢先生より遠山郷の歴史などを聞きながら、お店自慢の中華そばとカツ丼を頂きました。 とても懐かしく深みのあるお味で美味しかったです。みんな満足です。
そして宿に帰り、温泉につかり、深夜まで小沢先生と生徒たちと心の問題の話や、人間関係、家族とのことなど深い深い話は尽きることなく・・・
こうして生徒たちの心のモヤモヤが晴れてスッキリとした頭と心になれる、深いカウンセリングの時間は、彼らの未来の光をより一層輝かせる時間になるのだろうなと思うと共に、遠山郷和田宿に集う神々も彼らの未来をきっと明るく照らしてくれると感じました。
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