先日禅道会フィリピンカブヤオ道場に小沢先生が来訪され技術講習会を行っていただきました。
小沢先生に初めて会う生徒も多く皆緊張した様子。
歩くことと走ることの違いの話から始まり、誰しもが走る時に爪先から300kg-600kgの力が生じていること。 その力を上手く拳に乗せることが出来れば誰でも強いパンチが放てると言うことをお話され、ではなぜ実際にパンチを放ってみると生まれた力が減少してしまうのか、生徒たちに質問して考えさせながらお話は進んでいきました。
また技に対して自分の持っているイメージが間違っているとどんだけ稽古しても強くならないこと。 例えばロングパンチとショートパンチ。 一見ロングパンチの方が強くみえますが、実際に同じ打ち方で距離を変えてミットを打ってみると威力のあったのはショートパンチでした。
実際に先生の技を受けてみてその凄さを実感している生徒もいました。
最後に思い込みや自分に対するネガティブな感情も自分の可能性を妨げているんだとお話しされました。
先生はこの技術講習会を通じて生徒たちに才能や体力の有無関係無く誰でも強くなれるんだということを生徒たちに伝えていただきました。
自分も試合に勝つことばかり考えていて(ケージや時間の使い方やジャッジに対して印象をよくする見せ方など)技の威力を上げることはすっかり抜けていてとても考えさせられる良い時間になりました。
小沢先生ありがとうございました。